人間科学科

社会学専攻課程

社会学専攻課程では、社会・福祉・マスコミを3つの軸としながら、人間と社会・地域との関係や問題を探っています。少人数教育のメリットを生かして、実習科目に力を入れているのが特徴です。
社会学コースでは調査実習、社会福祉学コースでは福祉施設や相談所での実習、マスコミ学コースではメディアインターンシップを設け、教室だけでなく、さまざまな現場から、多くのことを学びます。また、学習の中ではネットを通じた情報の共有やディスカッションの技術習得、メディアリテラシーなどにも力を入れ、卒業後の就職等にも役立つスキルを身につけます。国際交流も活発に行い、多くの留学生を送り出すとともに、アジアからの留学生を多く受け入れています。また社会福祉学コースでは、社会福祉士の受験資格を得ることもできます。平和問題や多文化共生など、沖縄ならではのテーマを十分に学習できる点も、社会学専攻課程の魅力のひとつです。

卒業論文のテーマ

「模合の社会学的研究――インタビューからみたリアリティ」
「沖縄とハワイをつなぐオキナワン・エスニシティ―留学生という視点から― (We are Okinawan -Okinawan Diasporas in search of Okinawan Ethnicity-)」
「沖縄県内における地域小規模児童養護施設の現状 -増設への提言-」
「沖縄県におけるホームレス支援の現状と協働の在り方についての一考察-NPO法人の活動を通して-」
「日本における市民メディアの可能性-3.11原発事故報道から-」
「トヨタリコール問題にみる客観報道―文末モダリティ分析による日米比較-」

主要科目名

社会学研究、社会学実習、国際比較社会学、社会調査法、高齢者福祉論、児童福祉論、ソーシャルケースワーク、マスコミ原論、マスコミ実習など。

取得可能な資格

高等学校教諭Ⅰ種免許状(公民、福祉)、中学校教諭Ⅰ級免許状(社会)、社会福祉主事任用資格、博物館学芸員

受験資格が得られるもの

社会福祉士

主な就職先

沖縄県やその他の官公庁(一般行政職や福祉職等)、沖縄県・市町村社会福祉協議会、病院、施設、沖縄県内銀行、県内外マスコミ、民間企業(ANAなど)

実習風景