人間科学科

地理歴史人類学専攻課程

地理歴史人類学専攻課程では「人間」について、空間、時間、文化とのかかわりから学ぶことができます。ただし単なる理論だけでなく、古文書解読や図像などの史料操作を通して、さらに巡見や現地調査・発掘、聞き取り・参与観察などのフィールドワークを通して学べる専攻です。またGISなどの地図に関するスキルも身につけることができます。本専攻課程は複雑・緊密化する世界を地理学、歴史学、文化人類学の最新の研究成果をもとに、総合的に理解することを目指しています。史料に親しみ、フィールドに出かけ、人類が培った我々へのメッセージ、現代に生きる人々の多様な暮らし方、さらにそれらが置かれた環境などについて考えて行きませんか。

専任教員

地理学

教授 町田宗博 文化地理学、移民論
教授 宮内久光 人文地理学、島嶼研究、人口移動研究
准教授 廣瀬 孝 自然地理学、水文地形学、流域の水や土砂の流出
准教授 渡久地 健 生態地理学、海・山・里における人ー自然関係

歴史学

教授 長部悦弘 東洋史、六朝隋唐国家体制
教授 宮城 徹 中世イギリス、中世ヨーロッパの歴史研究
准教授 武井弘一 日本近世史、歴史教育
准教授 池上大祐 西洋近現代史、アメリカ現代史

人類学

教授 池田榮史 考古学、博物館学、窯業・戦跡・水中考古学
教授 萩原左人 民俗学、主に沖縄・日本本土・中国の民俗研究
教授 稲村 務 社会人類学、文化人類学、アジア少数民族研究
准教授 後藤雅彦 考古学、博物館学、環中国海域文化交流
准教授 神谷智昭 社会人類学、韓国の都市化と社会変化の研究

教員からのメッセージ

稲村 務 教授(人類学コース・社会人類学)
グローバル化する世界の中で、遠いと思っていた外国の出来事が瞬時に明日の生活にも影響するのが日本社会の今です。地理歴史人類学専攻では、そんな世界的な視野に立って、沖縄を始め日本各地からアジア太平洋諸地域や欧米についての諸問題について様々な角度から考えて行きます。私は、社会人類学(文化人類学)を専門としており、アジア各地と沖縄・奄美を行ったり来たりしながらフィールドワークを通して考えてきました。境界や周辺から文化を考えるのが面白い。時と場所を旅しながら、地域、歴史、文化を理解するためのスキルと理論を学ぶのがこの専攻です。
渡久地 健 准教授(地理学コース・生態地理学)
地理学は3領域からなります。①人間活動の舞台である地表を構成する地形・水・大気・植生などを研究する「自然地理学」と、②地表で展開される人間活動が織りなす空間的パターン(人口分布・産業立地・土地利用・集落景観など)の規則性と変化過程を究明する「人文地理学」、③地域の特徴を「自然」と「人文」を綜合して描く「地誌学」です。地理学の成果の多くは「地図」(地表の図柄)に表現されます。環境の世紀、地理学はますますチャレンジングになるでしょう。

主要科目名

人文地理学概論、地誌学概論、自然地理学概論、日本史概論、東洋史概論、西洋史概論、社会人類学概論、民俗学概論、考古学概論など

主な卒論・研究テーマ

那覇市首里地区における色彩から見た都市景観、サンゴ礁生物資源の採取捕獲・利用、在方町倉敷の空間構造、秦漢帝国を支えた郡県制について、韓国女性の職業観について、宮崎県における地下式横穴墓の伝播と変化、佐賀県下における弥生文化の展開

取得可能な資格

高等学校教諭一種免許状(地理歴史)、中学校教諭一種免許状(社会)、博物館学芸員、GIS学術士

主な就職先

JTB沖縄、沖縄美ら島財団、ジミー、JICA青年海外協力隊、ダイエー、オタフクソース、JA山口、鹿児島医療生協、琉球新報、サンエー、沖縄県立博物館・美術館、沖縄県立埋蔵文化財センター、市町村職員、警察官、官公庁公務員、高等学校教諭、学校法人職員、大学院進学など

実習風景

聞書き調査(民俗学)

発掘調査(考古学)